夏の風物詩で遊ぼう
久々の更新です。どうも筆が遅くて申し訳ありません。
今回は「夏の風物詩」として、dekokakakaさんから散文詩を一点頂戴してあります。
私は下手くそな俳句などで紙面を汚させていただきましょう。
ではまずdekokakaka様
題:祭り
どこからか吹いてくる風
風に乗って遣ってくる
懐かしい祭囃子
どんどんひゃららどんひゃらら
大きな音だね
太鼓の音
でもちっともうるさくないね
そうだね
其れは昔々の大昔
あなたの子供の頃の世界から遣ってくるんだよ
そうなの
そうだよ
そうでなければうるさいだけの音だよ
そうだね いい音だね優しくて こころの隅に居る音だね
・・・・・・by dekokakaka様
いいですね。子供の頃の盆踊りとか、中学生の頃に出掛けた地元の神社のお祭りを思い出させます。
浴衣を着た同級生の女の子が、いつもよりずっと大人びて見えたのも覚えています。
さて、次は私。
題:豆富売り
豆腐売り 蚊遣火下げて 辻に入り
(とうふうり かやりびさげて つじにいり)
・・・・・・・・・・by 社会不適合オヤジⅡ
豆富売りが腰に蚊遣火(蚊よけの焚き物)をぶら下げて細い路地を曲がってくる。
呼び声が朝の空気に響き渡り、しばらくすると蚊遣火の香りが漂ってくる。
夏の真っ盛り。下町の夏の風景
題:烏瓜(からううり)
心にも 風も揺れるか 烏瓜
(こころにも かぜもゆれるか からすうり)
・・・・・・・・by 社会不適合オヤジⅡ
風に揺れる烏瓜
まるでそれは頬を染めた彼女のようで。
赤い実の揺れが心の揺れにシンクロする。
それは心のなかに大好きな彼からの風が吹いて揺らしているのかのようだ
というわけで散文詩と俳句。夏の風物詩で遊んでみました。
dekokakakaさん、毎回素敵な作品ありがとうございます。
皆様からのご参加もお待ちしております
主宰・社会不適合オヤジ拝
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