春の空を詠もう
三月もそろそろ中旬です。
朝夕はまだまだ寒い日が続きますが、あと少しで春のお彼岸もやってきます。
今回は『春の空』をテーマにお送りいたします。
ご参加はリディさん、dekokakakaさんです。いつもありがとうございます。
まずはリディさんから。
題:春になれば
春になれば
桜が咲いて季節の花が咲いて
太陽の光が眩しく感じる
そんな季節に思える
花見には欠かせない
ビールやお弁当など
時間が経つのも忘れて過ごす
楽しい行事がたくさんある
一つ悲しい行事は
学校の卒業式
私も卒業式にはたくさん泣いた
その涙は新たな道を歩む為でもある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・by リディさん
春は新たな旅立ちの季節でもあると同時に別れの季節でもありますね。
リディさんはきっと様々な出会いと別れを胸に納めていらっしゃるのでしょう。
季節が巡るとまたきっと新しい出会いもやって来る期待に胸をふくらませるとともに
別離の定めにも向かい合う決心を求められるのだろうと思います。
次はdekokakakaさん。今回はたくさんですよ
題:心のすきま
どんよりしている今日の空
よく見るとすきまがあるね
晴れてるところがあるね
あなたの心のすきまも晴れてるね空のように
少しでも晴れ間があれば今にきっと全体が晴れて
生き生きと晴れ晴れとするよね
題:空のおそら
空の向こうは何があると思う!母さん
ううっ判らないなぁ
空の向こうには其のお空が有るんだと思うんだ
ううっ成る程ね
そうだねきっとそうだよ
空だって空が見たいものね
うんうん
***最後はdekokakakaさんの雰囲気を尊重して、こんな表現で書いてみました。
題:空は水色 海は空色
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・by dekokakakaさん
今回は三部作です。
dekokakakaさんはたくさんの作品を作る方ですので、選ぶのが難しいんです。
本当はまだあったのですが、私の勝手な判断でこの三作にさせていただきました。
相変わらずの独創的なdekokakakaさんの詩。不思議な世界です。
さて最後はワタクシ。
題:春の風
いつも知ってるさ もう暖かくなる頃だね
襟元を締め付けていたマフラーも
胸をおさえていた外套もいらない
軽くなった空気は体の中を巡り、渡る
裏起毛(スエード)の靴も、もうブラッシングして仕舞い込もうか
上着を脱ごう 風に吹かれて
背中をかがめて歩かなくていい
胸を開いて軽やかな春の風を吸い込むんだ
季節とともに進むんだ
大きく足を踏み出して
息吹きの季節とともにね
*****もうひとつ 今度は短歌で****
題:小糠雨
知らぬ間に 鼻緒濡れたか 小糠雨 行こか戻ろか咳ひとつ
(しらぬまに はなお濡れたか こぬかあめ いこかもどろかせきひとつ)
春先の細かな雨が春を呼ぶのだそうです。
知らぬ間に下駄の鼻緒がじっとりと濡れている。小糠雨の中、出向く先はまだ少しある。
迷いながらも気持ちを吹っ切るように咳払いをして再び歩き出す。
春の雨に濡れて歩くのもまた心地良い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・by 社会不適合オヤジⅡ
今回は更新に随分間が空いてしまいました。
せっかくご訪問下さっても更新が滞っていると興ざめですよね。申し訳ありません。
リディさんとdekokakakaさんには本当に何時もご協力をいただいてありがたいことです。
不定期ではありますが、これからも更新していきますのでよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。
主宰:社会不適合オヤジⅡ
1コメント
2017.11.27 22:17