秋の風と空を詠もう
さてようやく更新できます。
不定期な更新ですが、どうぞご贔屓に(^o^)
今回は秋の秋の風と空を詠もうと題して、季節の移り変わりと心のざわめきを歌うことといたしました。
ご参加はdekokakakaさんとリディさんのレギュラー陣のお二人です。
いつもありがとうございます。
おいでくださっているみなさまも、ぜひお気軽にご参加くださいませ。
ではまずdekokakakaさんの作品から。今回は3作品です。
題:ふうふう
なにため息ついてんの
あなただあれ
ふうふう
えっ
ふうふう
あなた達のため息を集めて空に撒いているふうふうです
あれっそうなの
ため息を捨てて呉れるんだね ありがとう
題:風風
風が吹いている
何処からともなく
風がやんだ
何処へ行ったんだろう
風風
あなたは何処へ行くの
行ったら
知らない街へ行ったんだね
私を置いて
題:風の街
風が吹いている
此の街
風の街
何処に有るんだろう
其れはあなたの心のすきまに有るんだよ
ひゅ~ひゅ~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・by dekokakakaさん
今回は連作のシリーズから3作品を頂きました。
吹き渡る風に心が翻弄されてくるくると回り続けるような気持ちになります。
dekokakakaさんの世界は日常の中の非日常。素敵です。
さて次はリディさん。若い彼女は迸るような思いを書き綴ってくださいました。
題:秋の空と風と
冷たい秋の風が
頬を冷たくする
暑かった夏も終わり
空を見上げれば
すっかり秋だね
一人で見上げる秋の空
寂しさを感じる
こんな時君が居てくれたら
秋の空は綺麗な夕日に変わる
君にそばに居てほしい
寂しがりやの僕
もう一度戻りたい
出会った頃の秋の季節に
幸せだった秋の空に
秋の風に戻りたい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・by リディさん
訥々と静かに語るような散文詩
彼女のお住まいは北の大地ですから、きっと秋の季節も足早に駆け抜けていくのでしょう。
その代わりに山々は絵画のように綺麗に染まり、異空間のような光景を見せてくれるに違いありません。
切々とした心がリディさんの人柄を偲ばせますね。
さて最後は私。
下手くそな俳句を3首ばかりご披露。お題はそれぞれ共通で「秋」としました。
石段に 蝉の羽片方 夏が逝き
あなたが見つけた、神社の階段の上に横たわる一枚の蝉の羽
夏を謳歌して命の火を滾らせたセミの亡骸
その亡骸を蟻たちはせっせと分解して巣穴に運び込み、来るべき冬を待ち受ける
夏はキラキラと輝いてたくさんの命を育み
そして夏が過ぎると共にその命たちを葬り去る
けれど潰えた命は次の命へと繋がれていくんだ
来るべき命の芽吹き、春の日を迎えるために
その潰えた命は新たな生命となって蘇るんだ
詩を詠む 君を慕いて 夜長月
ペンを持ち思案に暮れるあなたのそばで、じっと静かに時を過ごしたい
天を仰ぎ、ため息をつき、そしておもむろに筆を走らせる
あなたの思索の時を共に過ごしたい。そんな秋の夜
そろそろコーヒーを淹れようね。夜は長いもの
日の暮れや 楓も眠りにつく頃か
青々とした楓も次第に色づいていくことだろう
夏が行き秋が訪れ、そして辺りを囲む空気は冷ややかに、空は一層高くなるんだ
凛とした風を胸に、僕らは真っ直ぐ前を見て進むんだ。
これからが僕らの時代 ここからが僕らの始まり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・by 社会不適合オヤジⅡ
ということで秋の風と空を詠もうと題してお送りしました。
冒頭にもお書きしましたが、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
どうぞお気軽にご投稿ください。
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たくさんのご投稿をお待ちしております。
主宰・社会不適合オヤジⅡ拝
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