”こぼれる月光” 和歌で遊ぼう!

今回はアメブロのほうからのリンクです。


テーマは「月」。難しかったのですが、私なりにやってみました。

俳句でももちろん良かったんですが、今回は短歌に挑戦(^O^)/

それではどうぞ御覧ください。

むらはずれ かのちこのちも つきみちて

わがゆくすえを いかにてらさむ


自分の歩む道ですから、泣き言なんぞ言っている場合ではないのです。

それは分かっているものの、村外れにたどり着き、足元に光明が欲しいと願うのです。

続きましてもう少し艶っぽい句を一つ。

キィとなく よたかひとこえ やみをさき

ねじろのかやに つきはのぼりつ


蛇足ながら夜鷹とは、いにしえの流しの娼婦の呼称です。

芦の生い茂る河原に聞こえたのは、きっと夜鷹の声

さわさわと揺れる葦原に、月が煌々と照っています

最後はもう少し現代風に。


ありあけの つきをともとのあさがえり

   りんかのいぬも われをいぶかり


朝帰りで既に夜も明けて、空には白く有明の月が。

己があまり褒められた姿ではないのは

隣の家の犬が訝しげに見ていることからもよくわかる

さて、最後にはお月さま

春の靄にかすんだお月さまを。

それでは最後は芭蕉の句で締めましょう。

朧月ですから、こんな句はいかがでしょう。

ねこのこひ やむときとまの おぼろづき

松尾芭蕉「 泊船集 」より

やはり芭蕉の句は素敵です。


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今回はアメブロの記事からの転用です。

「月」をお題に詩を詠もうという企画に参加させていただきました。

こういう企画物も面白いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・社会不適合オヤジ


和歌で遊ぼう!

心にうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく書き付くれば

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